刺さない鍼治療について

質問する女性

「鍼治療を受けてみたいけど怖いなぁ。」「前に鍼治療を受けたけど体がだるくて動けなかった。」「鍼治療は受けたことがあるけど痛かった。」

上記のような不安がある、または体験をしたことがある方に「刺さない鍼治療」を解説していきます。

刺さない鍼とは?

刺さない鍼とは「鍉鍼(ていしん)」のこと

「鍉鍼(ていしん)」とは

  • 棒状の金属の先を丸く加工したもの。
  • 金属は、金、銀、銅、チタンなどの種類がある。

当院で使用する鍉鍼(ていしん)

金製と銀製の鍉鍼(ていしん)

刺さない鍼 鍉鍼
  • 画像の右側が金製(20k)、左側が純銀製です。
  • 長さは7㎝、直径は3mmです。
  • どちらとも、職人による手作りです。

「鍉鍼(ていしん)」とは。

「鍉鍼(ていしん)」とは刺さない鍼のことです。
当院で使用する「鍉鍼(ていしん)」は金製(20K)と純銀製で長さ7㎝、直径3mmです。職人の手作りで、金属の棒の先を丸く加工したものです。

刺さない鍼治療が適応する人

刺さない鍼治療が適応する4タイプを解説していきます。

鍼治療を初めて受ける人

まずは初めて鍼治療を受ける人です。

  • 初めての経験で緊張している。
  • 鍼に対して恐怖心がある。

初めて鍼治療を受ける人のほとんどは緊張していて、恐怖心を持っています。こういう方は治療が強すぎると返って病状が悪くなったり、数日のあいだ体がだるくなったりするので刺さない鍼治療が適応します。

小児の人

次は小児の人です。

  • 生後40日~中学生くらいまでが対象です。
  • 気の巡りが速いので軽い治療が良い。
  • 鍼治療に慣れていないと、非常に怖がる場合がある。

小児の人は敏感で気の巡りが速いので軽微な治療が向いています。

敏感な人

次は敏感タイプの人です。

  • 痛みに敏感である。
  • 精神的ストレスがあると体調に異変を起こす人。
  • ヒフが柔らかく、すべすべしている人。

敏感タイプの人は痛みに敏感で、ストレスで体調の異変を起こしやすい人です。あと、ヒフが柔らかく、肌理(きめ)が細かい人も非常に敏感です。

体力が低下している人

最後は体力が低下している人です。

  • 高齢者などで寝たきりの方。
  • ガンや難病等で闘病生活をされている方。
  • 術後経過が思わしくない方。

上記のような方は、体力も免疫も落ちているのでこういう方も刺さない鍼治療が適応します。

刺さない鍼治療が適応する病気

刺さない鍼治療が適応する病気、4つを解説します。

虚弱体質の人

まずは虚弱体質の人です。

  • 生まれつき体が弱い。
  • 食欲がない、胃腸が痛い。
  • 慢性的な下痢または軟便。
  • カゼを引きやすい。
  • 寒さ、暑さに弱い。
  • 汗をかきやすく、足腰が冷える。
  • 体力も気力もない。
  • 血圧が低い。
  • すぐ横になりたがる。

一言で言えば体全部が悪い。病院で検査しても異常が見つからないようなタイプの人です。

抑うつ、うつ病

次は抑うつやうつ病です。

  • 食欲がなく、眠りが悪い。
  • なんでもないことで涙が出る。
  • 趣味に興味がなくなる。
  • 気分が落ち込みやすい。
  • 身なりに気を使わなくなった。
  • 無口で笑顔がない。

抑うつやうつ病の方も心身ともに非常に敏感になっています。このような方に刺さない鍼治療が適応します。

以前、病院でうつと診断された方の治療をしたときのことです。初回は徹底して鍼を刺さないように治療をして気分が良いと言われました。2回目、「少し体調がいい。」と言われたので、鍼を1mmほど鍼を入れました。3回目、来られた時に「この前の治療の帰りめまいがして途中で座り込んでしまいました。」と報告がありました。

上記のようにうつ病の方は鍼を少しでも刺すと体調が悪化します。このようなことが起きないように、今では、うつ病やうつが疑われる場合は徹底して鍼を刺さないように注意しています。

難病・重病

最後は難病や重病です。

当院には、時々ですが難病や重病の方が来られます。

当院で治療経験のある難病や重病を列記してみます。

  • 後縦靭帯骨化症による首の痛みや上肢のしびれ。
  • パーキンソン病
  • 大腸がんによる腹痛。
  • 末期がん時の下肢の痛み。
  • 大腸がん摘出手術前後の体調管理。

難病や重病の方は痛みや症状のストレスで心身ともに非常に緊張状態になっています。このような方にも刺さない鍼治療が適応します。

まとめ

刺さない鍼のまとめ

  • 刺さない鍼とは「鍉鍼(ていしん)」のこと。
  • 当院で使用する「鍉鍼(ていしん)」は金製(20K)純銀製
  • 小児から高齢者まで適応します。
  • 抑うつうつ病難病重病の方にも適応します。

刺さない鍼は様々な方に適応します。

まずはお気軽にお問い合わせください!

0986-21-1617

(予約制)

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