布団に横になった時、目の前がグルグルと回り始めて、不安になった経験はありませんか?でも大丈夫です。この記事では、めまいの原因と対処法について解説していきます。
めまいの原因には何があるんだろう?目が回ったり、フラフラしたりするのに原因の違いがあるのかなぁ?めまいが起こった時の対処法も分かれば安心するかも。
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私の臨床経験は、15年ほど。
鍼灸治療で様々な病気、症状を治療しています。
実際に、私はめまいの患者さんを治療した経験があります。
こういった私が、解説していきます。
めまいは辛い症状ですよね。原因や対処法を知ることで安心感を持てます。
3分ちょっとで読めるので、めまいの原因や対処法をを知りたい方は最後まで読んでみてください。
鍼灸治療院たけしたブログ 管理人
(はり師:第 140155 号 きゅう師:第 139966 号)
1、めまいの原因、7つ
最初にめまいの主な原因について解説します。
✔めまいの原因、7つ
最初に知っておくべき基礎知識
②:頚性
③:自律神経
④:心因性
⑤:貧血
⑥:聴神経腫瘍
⑦:視覚性
内耳性めまい
まず、最初に内耳性のめまいを解説します。
内耳性のめまいには主に2つあります。
①:メニエール病
②:良性発作性頭位めまい症
メニエール病
・内耳の中のリンパ液が増えて、水ぶくれの状態
良性発作性頭位めまい症
・耳石という小さな石が取れて、その石が半規管に入る
頚性
・首を通る、椎骨動脈の血液の流れが悪い
自律神経(起立性調節障害)
・体を動かした時に血圧の調節がうまくできない
心因性
・不安や緊張感
貧血
・更年期または婦人科疾患による不正出血
聴神経腫瘍
・聴神経にできる腫瘍
視覚性のめまい
- 眼精疲労
- 目からくる首、肩こり
めまいで一番多いのは内耳性のめまいです。
その次が頚性(首)のめまいです。
しかし、めまいの原因になるものには他にもいくつかあるので参考にして見てください。
病気による症状分類
めまいの原因によって症状が多少違います。
ここではそれを解説しますね。
✔めまいの原因による症状分類
②:良性発作性頭位めまい症
③:頚性(首)めまい
④:心因性
⑤:貧血
⑥:聴神経腫瘍
⑦:視覚性
メニエール病
- 耳のつまり感
- 耳鳴り
- ぐるぐる
- ゆらゆら
- 焦点が合わない
良性発作性頭位めまい症
- ぐるぐる目が回る
- フワフワする
- 吐き気が起こることも
頚性(首)
- ぐるぐる目が回る
- フワフワする
自律神経(起立性調節障害)
- ふらつく
- フワフワする
自律神経(起立性調節障害)
- ふらつく
- フワフワする
小中学校時代、校庭での集会で立っていると近くで倒れた同級生がいましたよ。
心因性
- 目の前が真っ暗になる
- 頭が重い
- 気分がすぐれない
貧血
- フラフラする
聴神経腫瘍
- 難聴
- 耳鳴り
- フラフラする
- ぐるぐる目が回る
視覚性
- グラグラする
- 頭痛
- 吐き気
めまいが起きた時の対処法、3つ
ここでは、めまいが起きた時の対処法を解説します。
めまいが起きた時は焦らないことが大事です。
✔めまいが起きた時の対処法、3つ
②:医療機関を受診する
③:鍼灸院に相談する
安静にする
まずは、安静にするを解説しますね。
または、横になれる環境なら横になりましょう。
なぜなら、立とうとした時や立っている時にめまいが起きたときは、そのまま我慢していると倒れて頭を打つ可能性があるからです。
頭を打つと命の危険があります。
なので、めまいが起きたときは座るか、横になりましょう。
医療機関を受診する
次は医療機関を受診するを解説しますね。
めまいの時に受診する科目はこちらです。
② 血管外科
③ 脳神経外科
④ 心療内科
⑤ 眼科
ほとんどの、めまいは内耳(耳)に原因があります。
ベッドに横になった時、ベッドから起き上がる時、または耳鳴りや難聴を伴うときは耳鼻咽喉科を受診してみましょう。
その他のめまいの原因には、首の血管(頚性めまい)、自律神経(起立性調節障害)、聴神経腫瘍、心因性、視覚性などがあります。
もし、耳鼻咽喉科を受診して耳に原因がなければ、②〜⑤を受診してみましょう。
鍼灸院に相談してみる
その次は鍼灸院に相談してみるを解説します。
鍼灸治療はめまいに効果があります。
鍼灸治療には、根本治療と局所治療があって、この両輪が症状を改善していきます。
もし、めまいが起きたときは近くの鍼灸院に相談してみましょう。
私も実際にめまい症状を治療した経験がありますよ。
2,020年代に「めまい」を訴えて来院された40代 女性の臨床例です。6回の治療でめまいが出なくなりました。
めまいの予防法、2つ
ここでは、めまいの予防法を解説します。
✔ めまいの予防法、2つ
②:鍼灸治療を続ける
頑張り過ぎない
まずは、頑張り過ぎないについて解説します。
めまいを起こしたことがある方、または起こしやすい方は頑張り過ぎないようにしましょう。
なぜなら、めまいを起こしやすい方にはこんな特徴があるからです。
- 几帳面
- 生真面目
- 正直
こういう性格の方は、頼まれごとを断れなかったり、睡眠を削って片付けをしたりと無理をしがちです。
もし、無理をしているなぁという自覚があるときは、ゆっくり休む事が大事ですよ。
鍼灸治療を続ける
次は鍼灸治療を続けるを解説します。
めまいを起こした事がある方、起こしやすい方は鍼灸治療を続けましょう。
なぜなら、めまいは再発する事があるからです。
鍼灸治療には未病を治すという考えがあります。
簡単にいうと、予防治療をするということです。
鍼灸治療を続けることで、酷いめまいが起きないようにすることが可能ですよ。
当院でも、めまいを起こした事がある患者さんが月に1,2回予防を兼ねて治療に来ていますよ。
めまいを起こした事がある方は、酷いめまいを起こさないように月に1,2回鍼灸治療を続けましょう。
まとめ
最後に本記事のまとめをして終わります。
内容をまとめると以下です。
✔めまいの主な原因、7つ
②:頚性
③:自律神経
④:心因性
⑤:貧血
⑥:聴神経腫瘍
⑦:視覚性
✔めまいの原因による症状分類
②:目が回る、フワフワするが主な症状
✔めまいが起きたときの対処法3つ
②:耳鼻咽喉科などを受診しましょう
③:鍼灸院に相談してみましょう
✔めまいの予防法、2つ
②:鍼灸治療を続ける
めまいの原因が分かったでしょうか。
めまいの原因は内耳性(耳)がほとんどです。
しかし、まれに原因が内耳性(耳)以外という事があります。
その時は、その他の科目を受診してみましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。