今回は2,020年代に生後6ヶ月の男の子の夜泣きの臨床例です。
生後間もない頃から夜中に1時間おきに急に泣き出すとのことでした。
授乳したり、あやしたりすると寝るが、また起きて泣き出すということでした。
夜泣きは赤ちゃんも十分な睡眠がとれずストレスがかかります。
そして、もちろんのこと親も寝不足になりストレスを抱えてしまうこともあります。
『小児はり』は江戸中期に大阪で発症した日本独自のはり治療です。
治療回数3回の治療の経過を記しました。
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鍼灸治療院たけしたブログ 管理人
(はり師:第 140155 号 きゅう師:第 139966 号)
予診票
初診日
2,020年代 3月9日
性別・年齢
男の子 生後6ヶ月
主訴
つわり(よだれづわり)
現病歴
生後間もない頃から
ペインスケール(辛さの度合い)
記載なし
病院での診断
記載なし
その他の症状
足がやや冷たい、便秘気味
体温・血圧・血糖値
記載なし
薬の服用
薬服用なし
治療経過
1回目 X年3月9日
治療法
小児はり
評価
・治療後の変化はなし。
2回目 3月12日
治療法
小児はり+足くるぶし辺りの温灸
経過
・起きる間隔が2~3時間おきになった。
・足はまだ冷たい。
2回目 3月13日
治療法
小児はり
経過
・昨日は夜泣きしなかった。
・治療中も泣かない。
・今日は足が温かい。
まとめ
2回目の治療後、夜泣きがなくなりました。
3回目来られた時は、足も温かくなっていました。
何らかの症状があって来られた赤ちゃんや子供は足が冷たいことが多いです。
何で足が冷たいのか医学的なハッキリしたことは分かりません。
大人で考えてみると、緊張した時に手足が冷たくなったり、汗ばんだりするのに似ているのではないかと考えます。
赤ちゃんや子供も何かを感じて緊張しているのかも知れません。
余談ですが、生後6ヶ月の男の子のお兄ちゃんも一緒に来院しました。
2歳のお兄ちゃん、特に症状はなかったのですが弟が治療されているのを見て興味を持ったのか本人もベッドに上がってきて小児はりをせがんできました。
小児はりは症状がなくても健康法として受けることが出来るので体験として施術をしました。
そして、2回目来られた時は治療室に入ってくると小児はりを受けたい意思表示なのか足早にベッドに上がってきました。
それを見た、私も兄弟のお母さんも思わず笑顔になったことを思い出します。
子供は国の宝です。
子供が心身ともに健康になり、健やかに成長するお手伝いが出来ればと思います。
そして、お悩みのお母さんやお父さんのサポートが出来る施術を心掛けていきます。
今回の症例は、生後6ヶ月になる男の子の夜泣きの治療記事でした。